(歩行速度と老化の関係)
様々な老化現象や老化に伴う重篤な疾患と関係する、抗加齢の重要指標。
● 歩行速度は認知機能低下を予測:人種を越えた普遍的意義
歩行速度は認知機能の低下および認知症の優れた予測因子である。本研究では、こうした知見を報告した17の縦断研究についてメタ分析を行い、歩行速度が速い群に比べて遅い群のリスク比が、認知機能低下で1.89(95%CI=1.54-2.31)、認知症で1.66(1.43-1.92)であることを報告した。これら研究は米国(12)の他、イタリア、スウェーデン、中国、日本、イスラエル(各1)由来のものであり、歩行速度の意義は人種を越えた普遍的なものと考えられる。今後、性・年齢および人種特異的なカットオフ値の設定が望まれる。
(リンク:公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.82)
● 45歳時の歩行速度が遅い場合、単に性格や習慣によると思われがちですが、身体機能の低下や加齢の兆候が顕著で、脳の老化が認められ、健康寿命が短いという学術論文もあります。
50歳頃から使い始める抗加齢アプリ“歩行速度診断”
● 歩行速度は50歳前後から低下し始める、体の若さを示す指標。
● 若いときの歩行速度が分かっていないと、いずれ生じる速度低下が早期にわかりません。回復させて十分に若さを取り戻したかも分かりません。
● 早期に対処して速度を維持することが、若さをずっと保つ可能性を高める。
(認知症予防への対処は十分ですか?)
- 認知症の発症直前に分かっても... 認めたくないのも人の気持ちです
- 早期に客観的にリスクを把握できている人は稀
- 健康法は山ほどある中で、ご自身の健康法は本当に効果的ですか?
(通常歩行速度は認知症リスクの予兆指標)
- 通常歩行速度(日頃の普通の速さ) ≠ 都度計測する速度
- 都度計測では改善/悪化が不明 (速く歩きがちで、計測の度に値が変わる)
通常速度を低下させないことが認知症予防に重要
通常歩行速度と認知症の関係を明らかにした論文は非常に多い。
脳卒中・心疾患リスク、転倒、サルコペニア(筋肉減弱症)、健康寿命の予兆指標でもあります。中年期の速度と健康寿命の関係を示した論文も。
参考(歩行速度と健康の関係を示す学術研究)
(追い抜かれ始めたら既に低下傾向)
(僅かな低下を見過ごさず、僅かな改善で自信を!)
- 「まだ大丈夫」と思いがちな正常性バイアスに惑わされず、
速度が落ちている事実を受け止め、早期対処で回復を!
いくつになっても歩行速度は回復可能。90歳の驚異的な回復事例も。 - 基本は食事、運動、コミュニケーションや社会的活動
ただ、体の状態も生活も異なり、適した健康法は一概に言えない。
➢ 同じ歩数でも歩き方で効果はまったく異なる
➢ サプリや健康食品は気休めの場合も
⚫通常歩行速度で確かな健康法を!
速度が落ち続ける健康法で本当に大丈夫?
夏場に低下した速度は秋になって春と同じに回復?
(通常歩行速度と変化を測るただ一つのアプリ)
‐ 歩行速度診断 ‐
⚫ 通常歩行速度が目標に向けて維持、回復できていたらOK
⚫ 落ちる傾向が見えたら、健康法を見直し、成果を確認
- 同じ速度で15秒歩くときのみ抽出するので通常歩行速度が分かります
- 毎日の歩行がすべて出るので、傾向が多少不鮮明な場合でも速度を把握できます。
- 無料で利用できます。歩数計としても利用できます。
(通常歩行速度が分かる理由)
⚫ 「人それぞれ、通常歩行のテンポ、歩行速度が突出して多い」という現象の存在が判明しました。
⚫ この現象に基づけば、単なる計測では不可能な、通常歩行速度の特定が可能になります。
- 歩行速度=歩幅×歩行率(1分間歩数) / 歩幅=歩行率×歩行比(個々に固有の値。概ね0.006) 速度自体は多少の誤差を含むが、変化率は極めて正確。
- Cell誌の姉妹誌Heliyonに、根拠を明らかにした学術論文が掲載されました。Characteristics of cadence during continuous walking in daily life
誰にでも普段何気なく頻繁に歩いている速さがあるのは当然のことと思われるかもしれませんが、これまではその実態が不明でした。この論文は、その実態を示す現象が存在することを明らかにしました。
このアプリは、その現象を活用しているので、緩やかな変化の正確な検出を世界で初めて実現できました。特許も成立しています。
(アプリの入手と使い方)
(iPhone版アプリのインストール)App Store、“歩行速度診断”で検索
android版もPlay Storeで提供予定ですが、使用可能機種は高精度歩数カウントセンサを備えた機種に限られ、作動できない機種が多いのと、また作動がまだ少し不安定なので調整中です。
(歩数計としても)アプリを開くと当日のその時までの歩数がすぐに表示されるので、歩数計としても毎日使えます。
(自動計測)iPhoneに標準装備の”ショートカット”アプリを開き、下部のタブ”オートメーション“をタップします。個人用オートメーションを作成し(右上の”+”マークを押下し)、アプリ名”歩行速度診断”、時刻、”すぐに実行”などを設定すれば、毎日自動的に起動して完全自動計測するようにもでき、計測操作が不要になります。
(”確認後に実行”では毎回操作が必要なので、”すぐに実行”を選択。)
但し、パスコードを設定していると画面ロック時にはアプリが自動的に立ち上がらないので、パスコードの設定は解除してください。
パスコードを設定しておきたい場合は、”確認後に実行”を選択しておくと、iPhoneを起動させる際にshortcutの通知が表示されるので、計測し忘れを防げます。
(使い方)“歩き易い速さ”は年単位で落ちていくものなので、少なくとも3年間は継続して使ってください。
夏バテの回復を秋に確認するとか、健康に良い歩き方の効果の確認、速足の歩行運動習慣の速さの確認など様々な使い方で、ずっと長く若さを維持してください。
夏場は暑さから歩行速度が落ちがちです。秋に回復していれば問題ないのですが、それが切っ掛けで落ち始めてはいませんか?
体幹を使った歩き方が身につくと、歩幅が広がり歩行速度が速くなり、健康にも効果的です。50代、60代の内から体得しましょう!アプリで効果を試せます。
気付かない内に変わってしまっていた歩き方を改善できます。
早く低下傾向に気付けばまだ回復が容易な内に早期対処できます。
わずかな回復でも確認できれば、対処が正しかったことを確信し、回復意欲を持続できます。
早期の気付きだけでなく、僅かな回復傾向まで正確に検出できれば、健康法が自分に合っているのか、別の方法に切り替えた方が良いのか判断できます。
(android版アプリのインストール)
“通常歩行診断”アプリは、ここを押下するとplay storeのダウンロード画面にリンクします。
このアプリはandroidバージョン14以上のOSで作動するので、2023年10月以降にandroidバージョン14以上にアップデートしている機種でのみ作動します。
尚、当初2日間ほどは作動が安定しない場合があります。日に何度かアプリを開いて再作動し、アプリの作動を安定させてください。
(使い方)
アプリは一日中計測し続けますが、省電力のために時折OSがアプリを停止させてしまいます。毎日開いて、作動を確認してください。
歩くと数十秒後にCountが増えていれば正常に作動し続けています。
Countは歩数とは少し異なるものですが、歩いてもCountが増えていない場合、アプリが停止しています。ただし、アプリを開いたので再作動し始めているはずです。
繰り返し歩いて確認してもCountが増えていない場合は、このアプリが対応できない機種である可能性が高いです。
毎早朝に計算するので、初日は計測値がありません。歩数が少なかった時も翌日の計測値はありません。最初の日の歩数は、androidの仕組み上、まったくランダムな数値が表示されます。
日々の計測数が少ない機種でも、3か月間程度の計測データで評価すべきものなので、根気よく使い続けてください。
アプリ・アイコンに色付きの●が表示されている機種では、●が消えているとアプリが止まっているので、アイコンをタップして開いて再作動させてください。