健康寿命、認知症と歩行速度

  • 歩行と健康の関係性の学術研究は非常に数多く、その中でも歩行速度と健康寿命や認知症との関係が深いという研究は有名で、最近よく耳にもするようになってきました。
  • 歩行速度が速いほど健康寿命が長く、歩行速度が一定の水準まで落ちると認知機能の低下が疑われるというものです。だから、歩行速度は健康寿命や認知症のリスクを知る指標なのです。
  • 『足取り計』は歩行速度も分かります。
  • 「足取りが重い」ときは歩行速度も遅くなっています。その逆もしかりです。何故そうなるかと言えば、足取りが重いと歩幅も狭まり、1分間あたりの歩数が少ない上に歩幅まで狭まれば、二重に歩く速さが遅くなるからです。
  • これまでの研究で、歩幅と一分間の歩数(歩行率)が比例していることが知られていて、その比率を“歩行比”と呼びます。ですので歩行比が分かっていれば、歩行率に歩行比を掛け合わせて歩幅を推定し、その歩幅と歩行率から歩行速度を計算することができます。
  • つまり足取り計は歩行速度も計測できるのです。また歩行比の計測も別途できます。言い換えると、足取り計は健康寿命や認知症のリスクの変化も知ることができるのです。
  • 歩行比は人それぞれに一定ですが、長期間の内に体力が衰え老化が進めば、歩幅が狭まり、歩行比は小さくなっていきます。逆に体力、歩行能力を回復できれば、歩行比も大きくなってきます。だからリスクだけでなく、頑張った効果を知ることもできるのです。
  • これまでは、日常生活でこうした歩行速度や歩行比の変化を正確に知る方法がありませんでしたが、『足取り計』を使うことができるようになったので、これからは早期に衰えの兆候に気付き、タイミングを失わずに対処して、回復効果を確認して自信を取り戻すことができます。
  • 人は脚から衰え始めますし、歩行は全身の動きであるため心身の変調を反映しますので、「歩行速度と健康寿命や認知症との関係」は、考えてみれば当たり前のことなのです。
参考著書

『心身の変調』の早期発見は、リスク低減と同時に、自らの若さを長く維持することや老親の介護予防にも役立てられます。